皆さんお元気でお過ごしのことと思います。
私は高岡祥郎著書の【激走ラリー 自然回帰線】を読みました。高岡さんはスバルの専属ドライバーです。スバルレオーネでサファリラリーを制覇した苦労話です。入賞した、優勝したというニュースを見たことはあるんですが、その競技の中身は非常に過酷で想像していた中身とは全然違う厳しい走行の内容でした。悪路も悪路で道路ではないところを車がいかに走破するかで、沈んでしまうくらいの川を走る。現地人に引っ張りだしてもらってまた走る。
国際ラリーの中身がよくわかりました。コース図も正確ではない、オフィシアルの程度の悪さ、サービスも十分受けることができず、クルーが自分で修理をしながら走っていたことが目に見えてきます。
私もラリーに参加していた時、前車のはねた石ころでフロントガラスが割れ、そのまま走ったことがありましたが、そんな比ではありません。レオーネが発売されてすぐの時代の話です。
オイルショックのころ大阪スバル主催のスバルドライビングスクールがあり、山島さんのスバル1300Gを借りて参加しました。西名阪沿いの空き地でのイベントでした。高岡講師は東京から日帰りで出張の講習でした。地道でのハンドルの切り方、ブレーキのかけ方などが内容でした。最後にタイムトライアルを参加者で行いました。ダートトライアルのコースです。60秒くらいのコースで、なんとその時のタイムが高岡さんのレオーネ(ラリー仕様)より1秒早かったのです。
講評で【今度はこの人に教えてもらってください。】とあいさつをされたのを思い出しました。
いまはインプレッサ スポーツに老人マークを貼り付け、ゆっくり模範運転をしています。明日は公安委員会の認知症講習会です。